ライブ撮影が終わって帰宅したら、「早く今日の推しの写真を確認したい!」と思いますよね。
ところが、SDカードからパソコンへ写真を取り込んでみると、なかなか転送が終わらない……。特にRAW+JPEGで保存していたり、高速連写を多く使ったりすると、1公演だけでもかなりのデータ量になります。
そんなときに見直したいのがSDカードリーダーです。
ただし、「USB-Cなら何でも速い」「高いカードリーダーへ交換すれば必ず高速になる」というわけではありません。SDカード、カードリーダー、USB接続、パソコン側の規格がうまく合っていることが大切です。
この記事では、ライブ撮影で大量に撮ったRAW・JPEG写真をパソコンへ転送することを想定して、SDカードリーダーの選び方とおすすめモデルを分かりやすく紹介します。
ライブ撮影で大量のRAW写真を撮ると、SDカードからパソコンへの転送に時間がかかりますよね。そんなときに見直したいのがSDカードリーダーです。
高速転送を重視するなら、まずはサンディスク QuickFlowをチェックしてみてください。
- ライブ撮影にカードリーダーは必要?
- ライブ撮影用カードリーダーは「UHS-II」と「USB-C」を確認
- ライブ撮影なら転送速度を軽視しない方がいい理由
- ライブ撮影向けSDカードリーダーの選び方
- ライブ撮影におすすめのSDカードリーダー2選
- サンディスク QuickFlow SDカードリーダー|大量RAW転送を重視する人向け
- Anker PowerExpand|カードリーダー+USB-Cハブとして使いたい人向け
- サンディスクとAnkerはどっちがおすすめ?
- UHS-IIカードリーダーを買っても速くならないケース
- カードリーダーが遅いと感じたときに確認したいこと
- ライブ撮影の写真転送でよくある疑問
- まとめ|大量のライブ写真を転送するならカードリーダーの規格を合わせよう
ライブ撮影にカードリーダーは必要?
まず、「ライブ写真をパソコンへ取り込むなら、外付けカードリーダーが絶対に必要」というわけではありません。
パソコンにSDカードスロットが付いていれば、そのままSDカードを挿して写真を取り込めます。対応しているカメラなら、USBケーブルでカメラとパソコンを接続して転送する方法もあります。
それで不満がなければ、無理にカードリーダーを追加する必要はありません。
一方で、次のような人は外付けカードリーダーを検討する価値があります。
- ライブでRAWを大量に撮影する
- 高速連写をよく使う
- RAW+JPEGで記録している
- UHS-II対応SDカードを使っている
- パソコン内蔵SDカードスロットの速度に不満がある
- 撮影後すぐにLightroomなどで選別・編集したい
ライブ撮影では一度に大量の写真を扱うため、1枚を読み込むときには気にならない速度差でも、撮影枚数が増えると待ち時間として感じやすくなります。
ライブ撮影用カードリーダーは「UHS-II」と「USB-C」を確認
SDカードリーダーを選ぶときは、商品ページに「高速」と書かれているかだけで決めない方が安心です。
確認したいのは、主に次の4つです。
- SDカード側の規格
- カードリーダー側の対応規格
- USBの接続規格
- パソコン側の対応
つまり、SDカードからパソコンまでの転送経路をセットで考えるのがポイントです。
UHS-IとUHS-IIは何が違う?
SDカードを選んでいると、「UHS-I」「UHS-II」という表記を見かけます。
UHS-Iのバスインターフェース速度は最大104MB/s、UHS-IIは最大312MB/sです。
| 規格 | バスインターフェース速度 | ライブ撮影後の転送で見るポイント |
|---|---|---|
| UHS-I | 最大104MB/s | 一般的な写真転送なら十分な場合も多い |
| UHS-II | 最大312MB/s | 大量のRAWなどを扱う場合に高速転送環境を作りやすい |
ただし、これは規格上の上限であって、実際の転送速度を保証する数字ではありません。
SDカード自体の読み出し性能やカードリーダー、USB接続、パソコンなどによって実際の速度は変わります。
UHS-IIのSDカードを使っているならリーダー側も確認
ライブ撮影の連写性能を重視してUHS-II対応SDカードを購入したなら、写真を取り込むカードリーダー側も確認しておきたいところです。
UHS-IIカードを使っていても、読み込み側がUHS-Iまでの対応なら、転送時にUHS-IIのインターフェース性能を十分に活かせません。
「高速なSDカードを買ったのに、パソコンへの取り込みが思ったほど速くない」というときは、カードリーダー側がボトルネックになっていないか確認してみましょう。
USB-Cだから高速とは限らない
ここはカードリーダー選びで勘違いしやすいポイントです。
USB-Cはコネクターの形状なので、「USB-C=すべて同じ転送速度」という意味ではありません。
見た目は同じUSB-Cでも、製品によって対応するUSB規格や転送性能は異なります。
そのため、「Type-Cだから速そう」と端子だけで選ぶのではなく、カードリーダーの対応規格やメーカーが公開している転送性能も確認しましょう。
ライブ撮影なら転送速度を軽視しない方がいい理由
旅行先で数十枚撮った写真を取り込むだけなら、カードリーダーの速度をそこまで気にしない人もいるでしょう。
でも、ライブ撮影は少し事情が違います。
高速連写を使って推しの表情や動きを狙っていると、1公演で数百枚、撮影スタイルによっては1,000枚を超えることもあります。
さらにRAWで保存していれば、JPEGだけの場合より1枚あたりのファイル容量も大きくなりやすく、転送する総データ量が増えます。
撮影後に写真を選別して現像するなら、SDカードからPCへの取り込みは編集作業の入口です。
ここで毎回長く待つより、転送環境を整えておいた方が、その後の作業へスムーズに移れます。
RAW+JPEGではさらにデータ量が増える
RAW+JPEGの同時記録を使っている場合は、1回の撮影でRAWとJPEGの両方が保存されます。
「撮影枚数はそれほど多くないはずなのに、SDカードの容量がかなり減っている」ということもありますよね。
ライブ終了後すぐに写真を選びたい人ほど、転送に時間がかかるストレスは感じやすくなります。
だからこそ、大量撮影をする人は撮影時のSDカードだけでなく、撮影後の取り込み環境までセットで考えておくのがおすすめです。
ライブ撮影向けSDカードリーダーの選び方
ここからは、ライブ写真の転送を目的にカードリーダーを選ぶときのポイントを見ていきましょう。
① UHS-II対応か確認する
すでにUHS-II対応SDカードを使っているなら、カードリーダーもUHS-II対応か確認しましょう。
特にRAWを大量に撮影する人は、転送環境までUHS-IIに合わせるメリットを感じやすくなります。
反対に、現在使っているSDカードがUHS-Iで、転送速度にも不満がないなら、UHS-II対応カードリーダーが必須というわけではありません。
まず自分が使っているSDカードの規格を確認することから始めると、必要以上に高性能な製品を買わずに済みます。
② パソコン側の端子に合うか確認する
最近のノートパソコンではUSB-Cポートを中心に搭載しているモデルも増えています。
USB-Cしか空いていないのにUSB-Aタイプのカードリーダーを購入すると、別途変換アダプターが必要になることがあります。
逆にUSB-A中心のパソコンなら、USB-C専用製品をそのまま接続できないこともあります。
購入前に、普段写真編集に使っているパソコンの端子を確認しておきましょう。
③ メーカー公称の転送性能を確認する
商品名に「高速」と書かれているだけでは、どの程度の性能なのか判断できません。
メーカー公式ページで読み出し速度や対応インターフェースが公開されているなら、購入前に確認しておくと安心です。
ただしメーカー公称値は特定条件での数値なので、実際の写真転送で必ず同じ速度になるわけではありません。
SDカード、パソコン、ファイルサイズなどでも変わるため、数字は製品を比較する目安として考えましょう。
④ SDカード専用か多機能タイプか決める
カードリーダーには、SDカードの読み込みに特化したタイプと、USBポートなどを備えたハブタイプがあります。
ライブ撮影後の写真転送だけが目的なら、SDカード用のシンプルなモデルが分かりやすいです。
一方、USB-Cポートの少ないノートパソコンを使っていて、外付けSSDなどの周辺機器も接続したいなら、多機能なUSB-Cハブが便利な場合があります。
今回紹介する2商品も、この違いで選び分けやすくなっています。
⑤ 遠征先でも使うならサイズとケーブルも確認する
ライブ遠征では、カメラ、レンズ、ノートPC、充電器など、ただでさえ荷物が増えがちです。
ホテルでその日の写真を確認するなら、カードリーダーも持ち歩くことになります。
自宅据え置きで使うのか、遠征にも持って行くのかによって、サイズやケーブルの扱いやすさも確認しておきましょう。
ライブ撮影におすすめのSDカードリーダー2選
今回は、ライブ撮影後の大量写真転送を重視する人向けのサンディスク QuickFlow SDカードリーダーと、カードリーダー以外の接続もまとめたい人向けのAnker PowerExpandを比較します。
| 商品 | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|
| サンディスク QuickFlow SDカードリーダー | 大量RAWの転送を重視したい人 | SDカードの写真転送を中心に使いやすい |
| Anker PowerExpand | PCの接続端子も増やしたい人 | カードリーダー機能を備えたUSB-Cハブ |
単純に「どちらが上」というより、SDカード転送を優先するのか、パソコンの拡張性も欲しいのかで選ぶのがおすすめです。
サンディスク QuickFlow SDカードリーダー|大量RAW転送を重視する人向け
ライブ撮影後の写真転送を優先したいなら、まず候補にしたいのがサンディスク QuickFlow SDカードリーダーです。
SD、SDHC、SDXCに対応し、UHS-IとUHS-IIをサポート。USB-C接続で、メーカー公称の読み出し速度は最大250MB/sです。
高解像度RAW画像など大量のデータをSDカードからPCへ移したい用途を想定した製品なので、今回の「ライブ撮影後の大量RAW転送」という使い方と相性がいいモデルです。
ライブ撮影との相性
特に向いているのは、すでにUHS-II対応SDカードを使っている人です。
ライブで高速連写を多用してRAWを大量に撮影しているなら、撮影後の取り込み環境も高速化しておくことで編集へ移りやすくなります。
カードリーダーとしての用途がはっきりしているため、「USBポートを増やしたいわけではなく、SDカードの写真を取り込みたい」という人にも選びやすいですね。
こんな人におすすめ
- UHS-II対応SDカードを使っている
- ライブでRAWを大量に撮影する
- 写真転送の速さを重視したい
- SDカード用としてシンプルに使いたい
- 撮影後すぐ写真選別・現像へ進みたい
大量のRAW写真をサクッと取り込みたい方はこちら
Anker PowerExpand|カードリーダー+USB-Cハブとして使いたい人向け
カードリーダーだけでなく、ノートパソコンの接続端子も増やしたい人にはAnker PowerExpandという選択肢があります。
今回紹介するモデルはUSB-C接続のハブタイプで、SDカード・microSDカードのスロットに加えてUSBポートを備えています。
ライブ遠征でノートPCを持って行く人なら、写真を取り込みながら周辺機器を接続したい場面もありますよね。
そうしたときに、カードリーダーとUSBハブを別々に持ち歩かなくてよいのがメリットです。
ライブ撮影との相性
特に使いやすいのは、USB-Cポートの少ないノートパソコンで写真編集をしている人です。
カードリーダー専用機というより、ライブ遠征時のPC周りをまとめるアイテムとして考えると分かりやすいでしょう。
ただし、SDカードの大量RAW転送速度を最優先するなら、使用しているSDカードの規格とカードリーダー側の対応を確認したうえで、サンディスク QuickFlowのようなUHS-II対応モデルと比較するのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- USB-C搭載ノートPCを使っている
- カードリーダーとUSBハブをまとめたい
- ライブ遠征へノートPCを持って行く
- SDカード以外の周辺機器も接続したい
- 転送速度だけでなく多機能性も重視したい
カードリーダーとUSBハブを1台にまとめたい方はこちら
サンディスクとAnkerはどっちがおすすめ?
今回の2商品は役割が少し違うので、選び方は難しくありません。
| 重視すること | おすすめ |
|---|---|
| ライブ写真の大量転送を優先 | サンディスク QuickFlow SDカードリーダー |
| UHS-II SDカードを活かしたい | サンディスク QuickFlow SDカードリーダー |
| USBポートも増やしたい | Anker PowerExpand |
| 遠征用に機器をまとめたい | Anker PowerExpand |
「ライブ写真をSDカードからPCへ取り込むこと」が最優先なら、サンディスク QuickFlowを第一候補にすると分かりやすいです。
一方で、「ノートPCのUSBポートが足りない」「カードリーダー以外にもUSB機器を使う」という人ならAnker PowerExpandが便利です。
UHS-IIカードリーダーを買っても速くならないケース
ここは購入前に知っておきたいところです。
UHS-II対応カードリーダーへ交換したからといって、どんな環境でも一気に転送が速くなるわけではありません。
SDカード自体がUHS-Iの場合
UHS-IのSDカードをUHS-II対応カードリーダーへ挿して使える製品はありますが、SDカードそのものがUHS-IIの性能になるわけではありません。
「高速カードリーダーを買ったのに変わらない」という場合は、まずSDカードの規格を確認してみましょう。
パソコン側の接続がボトルネックになっている場合
転送経路はカードリーダーだけではありません。
パソコン側のUSBポートや接続方法によっても、実際に出せる速度は変わります。
特に古いパソコンや複数規格のUSBポートが搭載されているPCでは、どのポートへ接続しているかも確認しておきたいところです。
ハブや変換アダプターを途中に挟んでいる場合
USBハブや変換アダプターを経由していると、接続している機器や製品の仕様によって転送環境が変わる場合があります。
速度が気になるときは、一度カードリーダーを対応するPCポートへ直接接続して比較してみると原因を切り分けやすくなります。
SDカード自体の読み出し性能が低い場合
同じUHS-I、UHS-IIという規格でも、すべてのSDカードが同じ読み出し速度というわけではありません。
カードリーダーの性能だけを見るのではなく、SDカードの商品仕様に記載されている読み出し性能も合わせて確認しましょう。
カードリーダーが遅いと感じたときに確認したいこと
ライブ写真の取り込みが遅いと感じたら、すぐカードリーダーだけを買い替えるのではなく、次の順番で確認してみてください。
- SDカードはUHS-IかUHS-IIか
- SDカードの読み出し性能はどの程度か
- カードリーダーはその規格に対応しているか
- カードリーダーのUSB規格は何か
- パソコン側のポートは対応しているか
- ハブや変換アダプターを経由していないか
ライブ撮影のデータ転送は、SDカード → カードリーダー → USB接続 → パソコンという流れです。
この中のどこかが遅ければ、カードリーダーだけ高速でも期待した速度にならないことがあります。
ライブ撮影の写真転送でよくある疑問
Q. UHS-IのSDカードでもUHS-IIカードリーダーは使える?
UHS-Iとの互換性があるUHS-IIカードリーダーであれば利用できます。ただし、UHS-Iカードを挿したことでUHS-IIカードと同じ転送性能になるわけではありません。
購入するカードリーダーの商品仕様で、対応するSDカード規格を確認してください。
Q. USB-Cカードリーダーなら高速?
USB-Cというだけでは高速とは判断できません。
USB-Cは端子の形状なので、実際の転送性能を見るには対応するUSB規格やカードリーダーの仕様まで確認する必要があります。
Q. RAWとJPEGで転送速度は変わる?
RAWだからカードリーダーそのものの最大性能が変わるわけではありません。
ただしRAWはJPEGより1枚あたりのファイル容量が大きくなりやすいため、同じ撮影枚数でも転送する総データ量が増え、完了まで時間がかかりやすくなります。
Q. PCにSDカードスロットがあればカードリーダーはいらない?
内蔵SDカードスロットで十分な速度が出ていて、不便を感じていないなら外付けカードリーダーは必須ではありません。
UHS-IIカードを使っている場合などは、PC内蔵スロットがどの規格まで対応しているか確認して比較すると判断しやすいです。
Q. カメラをUSBでPCにつなぐのではダメ?
USB経由で写真を転送できるカメラなら、その方法でも構いません。
ただ、カードリーダーを使えばカメラ本体をPCへつないだままにする必要がありません。複数枚のSDカードを順番に取り込みたい場合にも使いやすい方法です。
まとめ|大量のライブ写真を転送するならカードリーダーの規格を合わせよう
ライブ撮影では、高速連写やRAW記録によってSDカード内のデータ量が大きくなりやすく、撮影後の写真転送にも時間がかかります。
そこで大切なのが、カードリーダーだけを見るのではなく、SDカード・カードリーダー・USB接続・パソコンまで含めて規格を確認することです。
UHS-II対応SDカードを使っているなら、カードリーダー側もUHS-II対応か確認しておきましょう。また、「USB-Cだから高速」と判断せず、USB規格や製品の転送性能まで見ることも大切です。
今回の2商品なら、ライブ撮影後の大量RAW転送を重視する人にはサンディスク QuickFlow SDカードリーダー、カードリーダーと一緒にPCの接続端子も増やしたい人にはAnker PowerExpandが選びやすいでしょう。
撮影後の取り込み時間を短くできれば、そのぶん早く写真選びやRAW現像へ進めます。ライブで撮る枚数が増えてきた人は、SDカードだけでなくカードリーダーも一度見直してみてくださいね。
大量のRAW写真をサクッと取り込みたい方はこちら
カードリーダーとUSBハブを1台にまとめたい方はこちら


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