SONY α7 Vでライブ撮影を始めるとき、意外と迷いやすいのがSDカードの容量です。
「128GBで足りる?」「RAWで連写するなら256GBにした方がいい?」「1公演で2,000枚くらい撮るけれど容量不足にならない?」と気になりますよね。
α7 Vは有効約3300万画素。さらにライブではAF-Cと高速連写を使うことが多いため、気づけば1公演で1,000枚、2,000枚と撮影枚数が増えていきます。
ただ、容量が大きい256GBを選べば必ず正解というわけではありません。通常の1公演をRAW中心で撮るなら128GBでも十分使いやすく、長時間の対バンやRAW+JPEGで大量に撮るなら256GBの余裕が活きてきます。
この記事では、α7 Vの公式記録可能枚数を基準に、ライブ撮影なら128GBと256GBのどちらを選べばいいのかを分かりやすく解説します。
まず1枚選ぶなら、通常のライブ撮影で使いやすいSanDisk Extreme PRO SDXC UHS-II V60 128GBから検討すると分かりやすいです。RAW中心なら十分な容量を確保しやすく、撮影枚数が増えてきたら256GBへ広げることもできます。
α7 VのSDカードは128GB・256GBどっち?
先に結論をまとめると、通常のライブをRAW中心で撮るなら128GB、長時間イベントやRAW+JPEGで大量に撮るなら256GBを目安にすると選びやすいです。
| 容量 | 向いている撮影 | こんな人向け |
|---|---|---|
| 128GB | 通常のライブ・RAW中心 | 1公演1,000〜2,000枚程度を中心に撮る |
| 256GB | 長時間対バン・複数公演・RAW+JPEG | 2,000〜3,000枚以上になることがある |
ただし、1公演で撮る枚数だけでなく、RAWの記録方式やJPEGを同時保存するかによっても必要容量は変わります。
通常のライブなら128GBから考えやすい
ワンマンや通常の対バンで、1公演あたり1,000〜2,000枚程度をRAW中心で撮るなら、128GBは十分検討しやすい容量です。
α7 Vの場合、ソニーが公表している128GB SDカードへの記録可能枚数は、圧縮RAWで約3,800枚です。
撮影条件や使用するカードによって変動するため絶対的な数字ではありませんが、「ライブだから最初から256GBが必要」というわけではないことが分かります。
長時間対バンなら256GBの余裕が活きる
一方で、昼から夜まで続く対バンや複数部を撮影する場合は256GBが使いやすくなります。
- 1日で2,000〜3,000枚以上撮ることがある
- 推し以外の出演者も撮影する
- RAW+JPEGで保存する
- 遠征先で複数公演を撮影する
- 撮影途中のカード交換をできるだけ減らしたい
こうした使い方なら、撮影途中で残り容量を気にしなくて済む256GBのメリットが大きくなります。
迷ったら平均ではなく「一番撮る日」で決める
SDカード容量を決めるときは、普段の平均撮影枚数だけを見るより、自分が一番多く撮影する日の枚数を基準にすると失敗しにくくなります。
普段は1,200枚程度でも、推しの生誕祭や長時間イベントになると3,000枚近く撮るのであれば、256GBを選ぶ意味があります。
逆に毎回1,000〜1,500枚ほどで、帰宅後に必ずデータをPCやSSDへ移すなら、128GBを複数枚使う方法もあります。

α7 Vの128GB SDカードには何枚保存できる?
α7 Vでは、同じ128GBでも記録形式によって保存できる写真の枚数がかなり変わります。
ソニーが公表している128GB SDカードの記録可能枚数は、アスペクト比3:2、JPEG・HEIFはL:33M、ソニー製メモリーカードを使用した場合、次のようになっています。
| 記録形式 | 128GBの記録可能枚数目安 |
|---|---|
| JPEG ファイン | 約9,600枚 |
| RAW(圧縮) | 約3,800枚 |
| RAW+JPEG(圧縮RAW) | 約2,700枚 |
| RAW(ロスレス圧縮) | 約2,600枚 |
| RAW+JPEG(ロスレス圧縮RAW) | 約2,000枚 |
実際の記録可能枚数は撮影条件や使用するSDカードなどによって変わるため、上限ギリギリまで撮影できる前提では考えない方が安心です。
圧縮RAWなら128GBで約3,800枚が目安
ライブ撮影でRAWだけを保存する場合、圧縮RAWなら128GBで約3,800枚が公式の目安です。
1公演で1,000〜2,000枚程度なら、128GBでもかなり余裕を持たせやすいことが分かります。
高速連写を使うからといって、必ず256GBが必要になるわけではありません。
RAW+JPEGでは約2,700枚まで減る
同じ圧縮RAWでもJPEGを同時記録すると、128GBで約2,700枚が目安になります。
1公演1,500枚程度なら対応しやすい一方、長時間の対バンで2,500枚前後まで撮影する場合は、残り容量が気になってくる可能性があります。
RAW+JPEGを常用するなら、RAWだけの場合より256GBを選ぶメリットが大きくなります。
ロスレス圧縮RAWでは約2,600枚
ロスレス圧縮RAWの場合、128GBで約2,600枚が目安です。
さらにロスレス圧縮RAW+JPEGでは約2,000枚まで減ります。
つまり、「α7 Vなら128GBで何枚撮れる?」への答えは、RAWの設定まで確認しなければ決められません。
256GBなら何枚撮れる?
128GBの公式記録可能枚数を見ると、「256GBなら単純に全部2倍」と考えたくなります。
ただし、α7 Vのソニー公式ヘルプガイドで掲載されているSDカードの記録可能枚数表は64GBと128GBです。
そのため、この記事では128GBの公称枚数を単純に2倍して、256GBの「ソニー公式記録可能枚数」としては扱いません。
256GBのメリットは残り容量を気にしにくいこと
ライブ撮影で256GBを選ぶ一番分かりやすいメリットは、撮影中に残り容量を気にする場面を減らせることです。
高速連写で撮影していると、写真は想像以上のペースで増えていきます。
特に推しの出演中に「あと何枚撮れる?」とカード残量を気にするのは避けたいですよね。
長時間撮影する人にとって、256GBは単に保存枚数を増やすだけでなく、撮影中の容量管理を楽にするための余裕とも考えられます。
3,000枚前後まで撮るなら256GBを検討しやすい
圧縮RAWだけなら128GBでも公式目安は約3,800枚ですが、実際にはカードを完全に使い切る前提で撮影する必要はありません。
さらにRAW+JPEGやロスレス圧縮RAWを使用すれば、必要容量は増えます。
1日の撮影枚数が2,000〜3,000枚前後になることが多いなら、256GBを選んで余裕を持たせる方法が使いやすいでしょう。
ライブ撮影で128GBがおすすめなのはこんな人
128GBが向いているのは、次のような撮影スタイルです。
- 通常のワンマンや対バンを中心に撮影する
- 1公演1,000〜2,000枚程度が多い
- RAW中心で撮影する
- 撮影後は毎回PCやSSDへデータを移す
- SDカードを複数枚に分けて管理したい
こうした使い方なら、無理に大容量化するより128GBを基準に考えやすいです。
α7 Vで使うなら、候補のひとつがSanDisk Extreme PRO SDXC UHS-II V60 128GBです。容量だけでなくUHS-IIとV60に対応しているため、ライブ撮影用として選びやすいモデルです。
ライブ撮影で256GBがおすすめなのはこんな人
256GBが向いているのは、撮影枚数が多い人です。
- 長時間の対バンを撮影する
- 1日に複数公演を撮影する
- 2,000〜3,000枚以上になることがある
- RAW+JPEGで保存する
- 遠征中に複数日撮影する
- ライブ途中のカード交換をできるだけ減らしたい
特にRAW+JPEGやロスレス圧縮RAWを使う場合は、128GBより容量に余裕のある256GBが使いやすくなります。
128GBと同じシリーズで容量だけ増やしたいなら、SanDisk Extreme PRO SDXC UHS-II V60 256GBを選べます。

128GBを2枚と256GBを1枚ならどっち?
ここでも迷う人は多いと思います。
合計容量だけを見ればどちらも256GBですが、ライブ撮影では使い勝手が違います。
128GB×2枚は撮影データを分散できる
128GBを2枚使うメリットは、撮影データを分けて管理できることです。
たとえば、昼公演と夜公演でカードを交換したり、1日目と2日目でカードを分けたりできます。
1枚のカードへすべての写真を集中させたくない人には使いやすい方法です。
ただし、ライブ途中でカードを交換する可能性があるため、交換するタイミングには注意が必要です。
256GB×1枚はカード交換を減らせる
256GBのメリットは、1枚のカードを長く使いやすいことです。
推しの出演直前にカード残量が少なくなり、急いで交換するような場面も減らせます。
長時間の対バンや複数部を通して撮影するなら、この使いやすさは大きなメリットです。
データ分散を重視するなら128GB×2枚もあり
ライブ撮影では「容量が大きいカード1枚が絶対に正解」というわけではありません。
交換回数を減らしたいなら256GB、撮影データをカード単位で分散したいなら128GB×2枚という選び方もできます。
大切な公演ほど、自分が管理しやすい方法を選ぶのがおすすめです。
α7 VならSDカードはUHS-IIを選ぶ?
α7 VではSD/SDHC/SDXCメモリーカードを使用でき、SDカードはUHS-IとUHS-IIに対応しています。
スロット1はCFexpress Type AとSD UHS-I/IIに対応したマルチスロット、スロット2はSD UHS-I/II対応です。
高速連写では容量だけでなく書き込み速度も確認する
128GBか256GBかは「どれだけ保存できるか」の話ですが、高速連写ではカードへの書き込み速度も重要です。
容量だけを見て安価なSDカードを選ぶのではなく、α7 Vでライブ撮影するならUHS-II対応モデルを基準にすると選びやすいでしょう。
今回紹介しているSanDisk Extreme PROはUHS-II・V60対応なので、容量だけ128GBと256GBから選べます。
なお、最高約30コマ/秒の連写を長く続けるなど、バッファ解放速度まで重視する場合はCFexpress Type Aも選択肢になります。SDカードとの違いは別記事で詳しく扱っているため、この記事では容量選びを中心に考えます。
RAW+高速連写で容量不足を防ぐ方法
容量の大きなSDカードを買うだけでなく、ライブ前後の運用を決めておくことも大切です。
撮影前にSDカードを空けておく
前回のライブ写真を残したまま次のライブへ行くと、128GBでも思ったほど空き容量がないことがあります。
撮影データをPCやSSDへバックアップしたことを確認してから、次の現場で使える状態にしておきましょう。
ライブ前に残り撮影可能枚数を確認する
会場に着いたら、バッテリー残量だけでなくSDカードの残り撮影可能枚数も確認しておくと安心です。
特にRAWの記録方式を変更した場合は、以前と同じ容量でも残り撮影可能枚数が変わります。
転換時間にカード残量を見る
対バンでは、推しの出演中にカード容量不足になるのが一番避けたいところです。
出演が始まってから慌てて交換するのではなく、転換時間に残量を確認しましょう。
残りが少ないなら、まだ少し撮れる状態でも推しの出演前に交換しておく方が撮影に集中できます。
遠征では撮影データをSSDなどへバックアップする
2日以上の遠征なら、ホテルへ戻ったタイミングでPCや外付けSSDなどへ写真をバックアップしておくと安心です。
翌日も撮影する場合は、データをコピーしただけで終わらせず、正常に保存できていることを確認してからカードを再利用しましょう。
SDカード容量を選ぶときの注意点
動画も撮るなら静止画だけとは必要容量が変わる
この記事ではライブの静止画撮影を中心に128GBと256GBを比較しています。
動画も本格的に撮影する場合は、記録方式やビットレートによって必要容量が大きく変わります。
写真では128GBで十分でも、高ビットレート動画を併用するなら別途容量を考える必要があります。
RAW・RAW+JPEGのどちらを使うか確認する
「自分は1公演2,000枚だから128GBで大丈夫」と枚数だけで決めるのではなく、保存形式も確認しましょう。
128GBの場合、圧縮RAWなら約3,800枚なのに対し、ロスレス圧縮RAW+JPEGでは約2,000枚が公式目安です。
同じ撮影枚数でも設定によって必要容量は大きく変わります。
大容量カード1枚だけに頼る必要はない
256GBを1枚用意する方法もあれば、128GBをメインにして予備128GBを持つ方法もあります。
ライブではカード容量だけでなく、「容量不足になったときすぐ交換できる予備があるか」も重要です。
普段は128GBで十分という人でも、予備カードを1枚カメラバッグへ入れておけば急な撮影枚数増加にも対応しやすくなります。
α7 VのSDカード容量に関するFAQ
α7 Vなら128GBで足りますか?
通常のライブをRAW中心で撮るなら、128GBから検討できます。
α7 Vの公式記録可能枚数では、128GBの圧縮RAWで約3,800枚が目安です。実際の枚数は撮影条件や使用するカードによって変わります。
RAW+JPEGなら128GBで何枚撮れますか?
ソニーの公式目安では、圧縮RAW+JPEGで約2,700枚、ロスレス圧縮RAW+JPEGでは約2,000枚です。
RAWだけの場合より容量を使うため、大量に撮影するなら256GBも検討しやすくなります。
256GBがおすすめなのはどんな人?
長時間対バンや複数公演を撮影する人、RAW+JPEGを使う人、1日2,000〜3,000枚以上撮ることがある人に向いています。
また、ライブ途中でSDカードを交換する回数を減らしたい人にも256GBは使いやすいでしょう。
128GBを2枚と256GBを1枚ならどっち?
撮影データをカード単位で分散したいなら128GB×2枚、カード交換をできるだけ減らしたいなら256GB×1枚という選び方ができます。
どちらが絶対に上というより、ライブでの運用方法に合わせて選ぶのがおすすめです。
512GBは必要?
静止画中心の通常のライブ撮影なら、まず128GBまたは256GBから考えれば十分なケースが多いでしょう。
長時間の動画撮影を併用する、大量の写真をカードから消さず複数公演撮影するといった明確な理由がある場合は、512GBを検討する余地があります。
α7 VはUHS-II SDカードを使える?
はい。α7 VはUHS-II SDカードに対応しています。
スロット1はCFexpress Type AとSD UHS-I/II、スロット2はSD UHS-I/IIに対応しています。
まとめ|通常ライブは128GB、撮影量が多いなら256GBを検討
SONY α7 Vでライブ撮影する場合、SDカード容量は単純に「大きいほどいい」と考える必要はありません。
128GB SDカードの場合、ソニー公式の目安では圧縮RAWで約3,800枚、圧縮RAW+JPEGで約2,700枚、ロスレス圧縮RAWで約2,600枚を記録できます。
そのため、通常の1公演をRAW中心で1,000〜2,000枚程度撮るなら128GB、長時間イベントやRAW+JPEG、大量連写で2,000〜3,000枚以上になるなら256GBという考え方が分かりやすいでしょう。
また、256GBを1枚使うのではなく、128GBを2枚用意して撮影データを分散する方法もあります。
推しの出演中に容量不足になるのを避けるためにも、「普段何枚撮るか」だけではなく、一番撮影枚数が多い日の枚数とRAWの記録方式を基準に容量を選んでみてください。
迷った場合は、普段の1公演をRAW中心で撮るなら128GB、長時間対バンやRAW+JPEGで撮影枚数が多くなるなら256GBを選ぶと分かりやすいです。自分の撮影スタイルに合う容量を選んで、ライブ中の容量不足に備えておきましょう。


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