野外ライブやフェスの撮影で困るのが、突然の雨です。
自分はレインウェアを着れば何とかなっても、気になるのはカメラとレンズですよね。特に70-200mmなどの望遠レンズを付けた状態では、「タオルをかけておけば大丈夫」とはいきません。
しかも、雨が降ってからバッグの中を探して対策していると、その間にもシャッターチャンスを逃してしまいます。
そこで準備しておきたいのがカメラ用レインカバーです。カメラとレンズを覆った状態で操作できるタイプなら、雨を避けながら撮影を続けやすくなります。
この記事では、ライブ撮影で使うレインカバーの選び方を、望遠レンズ使用時の注意点も含めて紹介します。
迷ったら、まずはカメラとレンズを包むように装着できるPeak Design Shellからチェックしてみるとよいでしょう。
野外ライブで雨が降ったらカメラはどう守る?
野外ライブでは、撮影開始時に晴れていても途中から天候が変わることがあります。
問題なのは、カメラ本体だけを守れば終わりではないことです。
レンズを装着した状態で撮影するため、カメラとレンズをまとめて雨から守る必要があります。
カメラが防塵防滴でも雨対策はしておきたい
カメラやレンズの商品説明で「防塵・防滴」という言葉を見ると、「多少の雨ならそのまま撮影しても大丈夫なのでは?」と思うかもしれません。
ただし、防塵防滴への配慮があることと、水中や強い雨でも使用できる「完全防水」は別です。
さらにカメラとレンズの組み合わせ、端子部分、バッテリー室など、撮影機材全体として考える必要があります。
大切なカメラを使って野外ライブを撮影するなら、「防塵防滴だからレインカバーはいらない」と考えるより、濡らさないための対策を準備しておく方が安心です。
カメラだけでなくレンズや接続部分にも注意
ライブ撮影では、カメラ本体以上にレンズが前へ長く伸びることがあります。
特に70-200mmクラスの望遠ズームを使う場合、短いレインカバーではレンズ先端まで十分に覆えない可能性があります。
購入するときは「自分のカメラが入るか」だけではなく、普段ライブで使っているレンズを装着した状態で覆えるかを確認してください。
タオルやビニール袋だけでは撮影しにくい
急な雨なら、タオルやビニール袋を使って応急処置することもあるでしょう。
ただ、ライブ撮影ではシャッターボタンだけでなく、ダイヤルを回したり、AF設定を変えたり、液晶を確認したりします。
タオルを何度もめくりながら操作するのは意外と大変です。
専用レインカバーのメリットは、単純に雨を遮ることだけではありません。カメラを覆った状態で撮影操作を続けやすいことも重要です。

ライブ撮影向けレインカバーの選び方
カメラとレンズをまとめて覆えるサイズを選ぶ
最初に確認したいのはサイズです。
ミラーレスカメラに標準ズームを付ける場合と、一眼カメラに70-200mmを付ける場合では必要な長さが変わります。
レインカバーの商品写真だけを見て判断せず、対応するカメラやレンズのサイズを確認しましょう。
70-200mmなど望遠レンズ使用時は長さを確認する
ライブ撮影サイトとして特に注意してほしいのがここです。
ライブハウスでは標準ズームや単焦点で足りても、中規模以上の会場では70-200mmなどの望遠レンズを使うことがあります。
そのため、普段は短いレンズで問題なく使えているレインカバーでも、遠征先で望遠レンズへ交換した途端に使いにくくなる可能性があります。
「所有している一番長いレンズを付けても使えるか」という視点で選んでおくと失敗しにくくなります。
ファインダーや液晶を確認しやすいものを選ぶ
雨からしっかり守れても、液晶やファインダーが見づらくなってはライブ撮影で困ります。
ライブでは撮影した写真を確認しながら、露出やピントの状態を判断することもありますよね。
カバーを装着した状態で背面を確認しやすいかも選ぶポイントです。
シャッターやダイヤルを操作しやすいものを選ぶ
ライブ中は照明が変化するため、撮影途中で設定を変更することがあります。
ISO感度やシャッタースピードなどを変えたいとき、手を入れにくいレインカバーでは操作に時間がかかります。
特にライブ撮影では、雨を防げることと同じくらい撮影中の操作性を重視したいところです。
使用頻度に合わせて簡易タイプと繰り返し使えるタイプを選ぶ
年に何度も野外ライブへ行く人と、「念のためバッグへ入れておきたい」という人では必要なレインカバーも変わります。
野外撮影の機会が多いなら、繰り返し使いやすいタイプが候補になります。
反対に、突然の雨に備えて最低限の対策を持っておきたいなら、コンパクトな簡易タイプも便利です。
ライブ撮影向けカメラレインカバーおすすめ3選
今回は、用途の異なる3タイプを選びました。
| 商品 | おすすめする人 | 特徴 |
|---|---|---|
| Peak Design Shell | 繰り返し使いたい人 | カメラとレンズを包んで保護するタイプ |
| JJC カメラレインカバー | 撮影しながら雨対策したい人 | レインカバーとしてカメラを覆って使用 |
| エツミ かめらのかっぱ KT-82309 | 急な雨への備えを持ち歩きたい人 | 携帯しやすい簡易タイプ |
Peak Design Shell|繰り返し使える雨対策を用意したい人向け
野外ライブへ行く機会が多く、そのたびに使える雨対策を用意しておきたい人にはPeak Design Shellが候補になります。
カメラとレンズを包むように装着するタイプなので、移動中や撮影時に突然天候が崩れたときにも使いやすいのが魅力です。
ライブ撮影ではカメラバッグから出した状態で雨が降り始めることもあるため、すぐ使える場所へ入れておくと安心です。
ただし、Peak Design Shellにはサイズ展開があります。カメラ本体だけで判断せず、使用するレンズを装着した状態を想定してサイズを選びましょう。
特に望遠レンズを使う人は、購入前に対応サイズを確認してください。
JJC カメラレインカバー|雨の中でも撮影を続けたい人向け
「雨を避けるためにカメラをしまう」のではなく、カバーを装着しながら撮影を続けたい人にはJJCのカメラレインカバーが候補です。
野外ライブでは、雨が降ったからといって撮りたいステージを簡単に諦められないこともありますよね。
そんなときは、カメラを覆った状態で操作できるレインカバーが便利です。
ただし、JJCには複数のカメラ用レインカバーがあるため、購入時にはリンク先の商品について対応するカメラ・レンズサイズを必ず確認してください。
望遠レンズを使用する場合は、カメラ本体だけが入るかではなく、レンズ先端までカバーできるかを見ることが重要です。
エツミ かめらのかっぱ KT-82309|バッグに雨対策を常備したい人向け
3つ目は、エツミの「かめらのかっぱ KT-82309」です。
これは持ち運びに便利な簡易タイプのカメラ用レインカバーなので、「野外ライブへ行くけれど、レインカバーを使うかどうか分からない」という人にも向いています。
本格的な雨天撮影装備を毎回持って行くのは面倒でも、急な雨に備えるものならカメラバッグへ入れておきやすいでしょう。
遠征ライブでは撮影機材だけでも荷物が増えます。できるだけ荷物を増やしたくない人にとって、こうした簡易タイプを予備として用意しておく方法もあります。
一方、長時間の雨天撮影や大型の望遠レンズを使う場合は、サイズや操作性を確認したうえで用途に合うか判断してください。

70-200mm望遠レンズでもレインカバーは使える?
ライブ撮影でレインカバーを選ぶなら、70-200mmクラスの望遠レンズを使う人は特に注意が必要です。
カメラ本体+標準レンズなら収まっても、望遠レンズへ交換すると全長が大きく変わります。
さらにレンズフードを装着する場合は、その長さも考える必要があります。
そのため、「一眼レフ対応」「ミラーレス対応」といった表記だけで判断するのではなく、実際に使う機材の組み合わせを基準にしてください。
チェックしたいのは次のポイントです。
- カメラとレンズを合わせた全長を覆えるか
- レンズ先端側を適切に固定できるか
- ズームやフォーカス操作を妨げないか
- ファインダーをのぞけるか
- シャッターやダイヤルを操作できるか
特に野外ライブで望遠レンズを使う予定なら、レインカバーは「カメラ用品」ではなくカメラ+レンズのセットで選ぶと考えると分かりやすいです。
雨のライブ撮影でレインカバー以外に注意したいこと
レンズ交換はできるだけ雨の当たらない場所で行う
レインカバーを使っていても、レンズ交換時にはカメラ内部が外気に触れます。
雨が直接当たる場所で無理にレンズを交換するより、屋根のある場所などへ移動してから行う方が安心です。
撮影するステージに合わせて使用レンズが決まっているなら、雨が降る前に交換を済ませておくのもひとつの方法です。
濡れた状態でそのままカメラバッグへ収納しない
撮影が終わったからといって、濡れたレインカバーごと機材をバッグへ押し込むのは避けたいところです。
カバー表面に付いた水分が、バッグの中のほかの機材へ移ってしまう可能性があります。
濡れたカバーを分けて収納できる袋などを準備しておくと便利です。
撮影後はカメラとレンズの水分を確認する
レインカバーを装着していても、機材が完全に濡れていないとは限りません。
撮影後はカメラ本体、レンズ、フード周辺などを確認し、水滴が付いていれば適切に拭き取ってください。
雨のライブ撮影は「撮影が終わったら対策終了」ではなく、機材を安全な状態に戻すところまでが雨対策です。
カメラ用レインカバーについてよくある質問
防塵防滴のカメラならレインカバーはいらない?
防塵防滴に配慮されたカメラでも、雨天時にレインカバーが不要とは言い切れません。
防塵防滴は完全防水を意味するものではなく、どの程度の環境で使用できるかはカメラやレンズによって異なります。
野外ライブでは途中から雨脚が強くなる可能性もあります。高価なカメラやレンズをできるだけ濡らしたくないなら、レインカバーを用意しておく方が安心です。
カメラ用レインカバーはビニール袋で代用できる?
突然の雨でほかに何もない場合は、ビニール袋などを応急的に利用することは考えられます。
ただし、ライブ撮影ではカメラを覆うだけでは不十分です。ファインダーをのぞいたり、シャッターを切ったり、設定を変更したりする必要があります。
雨が降る可能性のある野外ライブへ最初から参加するなら、撮影操作を考えて作られたカメラ用レインカバーを準備しておく方が使いやすいでしょう。
70-200mmレンズでもレインカバーは使える?
使用できるかどうかはレインカバーのサイズによって異なります。
70-200mmのような望遠レンズでは、カメラ本体に装着したときの全長が長くなるため、対応サイズの確認が重要です。
レンズフードを使う場合は、その状態まで想定して確認してください。
「ミラーレス対応」「一眼カメラ対応」という表記だけではなく、メーカーや販売店が示している対応サイズと、自分が使用する機材の寸法を照らし合わせて選びましょう。
一眼レフとミラーレスでレインカバーは違う?
一眼レフ用、ミラーレス用と単純に分けるよりも、カメラとレンズを組み合わせたサイズで判断することが大切です。
小型のミラーレスでも大きな望遠レンズを装着すれば全長は長くなりますし、一眼レフでもコンパクトなレンズを使うことがあります。
普段ライブ撮影で使っている機材を組み合わせた状態を基準にしてください。
小雨でもレインカバーを付けた方がいい?
小雨だから必ず必要、不要とは一概に言えませんが、「まだ大丈夫」と撮影を続けているうちに雨が強くなることはあります。
特に野外ライブでは、雨が強くなってからカメラバッグを開けてレインカバーを探すより、早めに装着しておいた方が落ち着いて撮影できます。
天気予報で雨の可能性がある日は、少なくともすぐ取り出せる場所へレインカバーを入れておくと安心です。
まとめ|野外ライブの雨対策は撮影前に準備しておこう
野外ライブやフェスでは、撮影中に突然雨が降ることがあります。
大切なカメラやレンズを守るなら、雨が降ってから慌てるのではなく、あらかじめ機材に合ったレインカバーを準備しておきましょう。
選ぶときに特に確認したいのは、カメラとレンズを組み合わせた状態で使えるサイズかどうかです。
70-200mmなどの望遠レンズを使う人は、レンズフードを含めた全長や撮影中の操作性まで確認しておくと失敗しにくくなります。
繰り返し使える雨対策を用意したいならPeak Design Shell、撮影しながらカメラを覆いたいならJJC カメラレインカバー、バッグへコンパクトな雨対策を常備したいならエツミ かめらのかっぱ KT-82309という選び方ができます。


コメント