ライブ写真を撮り始めたばかりの人によくあるのが「ブレてしまった」「暗くて顔が見えない」「照明で色がおかしい」といった失敗です。
実はこれらの失敗は、多くの初心者が同じように経験しており、正しい対策を知ればすぐに改善できます。
この記事では、ライブフォト初心者がやりがちなNG例と改善方法をまとめました。失敗を克服すれば、推しの魅力をしっかり残せる写真が撮れるようになります。
失敗①:写真がブレてしまう
ライブ会場は暗所が多いため、被写体ブレや手ブレが起きやすい環境です。
原因
- シャッタースピードが遅すぎる
- カメラをしっかり固定できていない
改善方法
- 最低1/250秒以上のシャッタースピードを確保
- ISOを上げて明るさを稼ぐ(上限ISO6400目安)
- 両肘を体につけて安定させる
失敗②:暗くて顔が見えない
せっかく表情を捉えたのに、真っ暗で台無しになるパターンです。
原因
- ISO感度不足
- 開放F値の暗いレンズ使用(F4以上)
改善方法
- 明るい単焦点レンズ(F1.4〜F1.8)を使用
- ISOを積極的に上げる(ノイズは後処理で軽減可能)
- RAWで撮影し、編集でシャドウを持ち上げる
失敗③:照明の色かぶりで肌色が不自然
ライブならではの赤照明や青照明で、肌が真っ赤・真っ青になる問題。
原因
- オートホワイトバランス任せ
- RAW撮影をしていない
改善方法
- ケルビン値を手動設定(赤照明=3500K、青照明=6000K)
- RAW撮影で後からホワイトバランスを調整
- 編集で肌色を優先して補正
失敗④:構図が単調で魅力が伝わらない
いつも中央構図で同じような写真ばかりになってしまうパターン。
原因
- フレーミングの工夫不足
- 被写体の動きを予測していない
改善方法
- 三分割法を意識して配置
- ローアングルや縦構図を取り入れる
- 動きの方向に余白を残して臨場感を出す
失敗⑤:データ管理のトラブル
せっかく撮影したデータが整理できず、探せない/消えてしまったというケース。
原因
- フォルダ分けをしていない
- バックアップがない
改善方法
- 日付+会場名でフォルダ管理
- 外付けSSD+クラウドの二重保存
- 整理後に不要カットを削除
初心者が失敗を克服するための3つのステップ
- 基礎設定を理解する(ISO・シャッタースピード・WB)
- 撮影ごとに振り返る(失敗した原因を記録)
- 編集を活用する(ノイズ除去・トリミングで補正)
まとめ:失敗を改善すれば必ず成長できる
ライブフォト撮影は失敗の連続ですが、原因と改善方法を知れば次回から確実にレベルアップできます。
「ブレる」「暗い」「色がおかしい」といった初心者NGを克服すれば、推しの魅力を最大限に引き出せる写真が撮れるようになります。
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