地下アイドルやアーティストのライブ撮影を続けていると、写真データや動画データはあっという間に膨大になります。
「SDカードがいっぱいになった」「外付けHDDがどれに何が入っているかわからない」といった経験はありませんか?
大切な撮影データを守るためには、整理術とバックアップ体制が欠かせません。この記事では、ライブ撮影データを安全かつ効率的に管理する方法を詳しく解説します。

データ整理の基本ルール
- 撮影日ごとにフォルダを作る:「2025-08-31_渋谷WWW」など日付+会場名で管理
- RAWとJPEGを分ける:RAW現像用とSNS用のファイルを区別
- ファイル名をリネーム:「YYYYMMDD_会場名_連番」形式にすると検索が容易
- 不要カットは早めに削除:ピント外れや重複カットは整理時に処分
整理ルールを最初に決めておけば、後から探すときに迷いません。
ライブ撮影データの保存先候補
| 保存先 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 外付けHDD | 大容量で安価。長期保存向き | 衝撃に弱く、物理故障リスクあり |
| 外付けSSD | 高速転送で編集効率UP。持ち運びに便利 | HDDより高価。容量はやや少なめ |
| NAS(家庭用サーバー) | 自宅Wi-Fiで複数端末からアクセス可能 | 導入コストと設定の手間がある |
| クラウドストレージ | 場所を選ばずアクセス可能。バックアップ自動化も可能 | 容量課金が高め。アップロードに時間がかかる |
おすすめは「外付けSSD+クラウド」の二重管理です。
バックアップの鉄則「3-2-1ルール」
データ管理の定番ルールに「3-2-1ルール」があります。
- データを3つ以上のコピーで保存
- 2種類以上の異なる媒体に保存
- 1つは別の場所に保管
例:メインPC・外付けSSD・クラウドにそれぞれ保存すれば安心です。
ライブ撮影データ整理の実践ステップ
ステップ1:帰宅後すぐにバックアップ
SDカードから外付けSSDにコピー → 同時にクラウドにもアップロード。
ステップ2:フォルダ整理
「年>月>日付+会場」でフォルダを作成し、RAWとJPEGを分けて保存。
ステップ3:不要データ削除
ピンぼけや露出失敗カットはこの段階で削除。残した写真の見返し効率が向上。
ステップ4:LightroomやPhoto Mechanicでタグ付け
「お気に入り」「SNS公開」「アルバム用」など用途別にタグを付けると整理が加速。
ステップ5:クラウドでシェア
Google DriveやDropboxを利用すれば、同行者や依頼者への共有も簡単。
おすすめバックアップ機材・サービス
- 外付けSSD:Samsung T7、SanDisk Extreme Portable SSD
- クラウド:Google Drive、Dropbox、Amazon Photos
- NAS:Synology DS220+(写真整理に最適)
リンク
データ管理でよくある失敗と対策
- SDカードだけに保存している → 故障や紛失で全データ消失
- HDD1台だけに依存している → 機械故障で一瞬でデータ消滅
- フォルダ整理がされていない → 過去データが探せず埋もれる
失敗例を避けるためには、必ず複数保存・整理ルール・定期的な見直しを習慣化しましょう。
まとめ:整理とバックアップが未来の財産を守る
ライブ撮影のデータは、一度失ったら二度と取り戻せません。
整理術とバックアップ体制を整えることで、何年先でも安心して見返せる財産となります。
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